太陽光の活用した低コスト宇宙衛星

民間における宇宙開発は現在アメリカにおいて盛り上がりを見せているが、その中において太陽光からのエネルギーを利用した低コスト衛星の開発プロジェクトがPlanetary Societyの「LIGHTSAIL」プロジェクトである。

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太陽光の活用した低コスト宇宙衛星

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ソーラーセイル(Solar Sail)という太陽帆を利用した低コストの衛星を打ち上げるプロジェクトが「LIGHTSAIL」である。「LIGHTSAIL」を牽引するのは国際的なNPO団体である「Planetary Society」(惑星協会)だ。
Planetary Societyは宇宙から地球に届く電波の分析により、地球外生命体の存在を検証することで有名なSETI@homeプロジェクトを発足した団体でもあり、日本にもかつて、Planetary Societyの日本支部である日本惑星協会が作られていた。

「LIGHTSAIL」が開発中の衛星は大学の宇宙研究や、学生が立ち上げるプロジェクトでも活用できるような、幅10センチ四方、高さ30センチ(帆を閉じている時)の手で持ち運べるくらいのスリムな機体が特徴である。


lightsail-table参照元sail.planetary.org

宇宙に放たれたあと、薄さ4.5ミクロンの薄膜鏡を約5メートル四方の大きさまで広げ、それ以降は太陽からの光子の反作用によって航行する。

この「LIGHTSAIL」プロジェクトは2012年にスタートし、現在までに420万ドル(約5.2億円)を調達しており、最終的な目標調達額は545万ドル(約7億円)としている。

現在、試験機が打ち上げられ、地球の周回軌道上を約1ヶ月ほど航行する予定であるという。
その様子は「LIGHTSAIL」のサイト(こちら)でリアルタイムで確認することができる。

2016年の秋に本番機打ち上げの予定

2016年の秋に本番の打ち上げでは、SpaceXのFalcon Heavyに搭載されて打ち上げられ、重力からの脱出に十分な高度720km地点で宇宙上に放たれるという。

民間の宇宙開発が活発になる中で太陽帆を利用した低コスト衛星が実用化されれば、民間主導の宇宙開発はますます加速しそうである。

20140709_LightSail1_Earth 参照元sail.planetary.org

プロジェクトの詳細はこちらからも確認できる。
Kickstarter「LightSail: A Revolutionary Solar Sailing Spacecraft」

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