子供の未来を創る:教育を変えるクラウドファンディング

クラウドファンディングサイトがオープンして以来、ガジェットの製作や慈善事業の支援、クリエイターの活動支援などをメインに活用されてきた。しかし今、アメリカにおいて教育に活用しようという動きは徐々に広がりを見せている。

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子供の未来を創る:教育を変えるクラウドファンディング

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すべては悩める教師のあるひらめきから始まる

日本と同様に、アメリカにおいても近年、授業への関心がなかったり、退屈さをあらわにする子供が多くなってきている中で、教師であるシュミットは彼女の受け持つ授業においても悩みを抱えていた。彼女の授業において移民労働者に関しての作文を宿題として書いてくるように言ったが、ほとんどの子供たちが宿題を出すことはなかった。
シュミットある戦略を考えた。 子供達に自分の好きなことに関して作文を書かせ、それぞれの関心に沿った内容のサマープログラムに参加させるというものである。


それまで宿題を提出する生徒が1割しかいないという状態だったが、
ほぼ全員が宿題を提出するようになった。

“子供達に驚くほどの違いが見て取れた。それは子供たちの作文からもわかる。”
とシュミットは振り返る。

彼女の成功体験は授業の枠を超えた支援活動へ

シュミットはこの経験から、子供達を支援する活動を本格的に行うために、「Wishbone」という非営利型クラウドファンディングサイトを立ち上げた。この「Wishbone」では低所得者層の子供達にエリート教育を行うサマープログラムに参加させるための資金を集めている。現在までに約400名ほどがサマープログラムに送り出されており、サイトで集まった資金総額は100万ドル(約1億2000万円)にも及ぶ。

教育 × クラウドファンディングは子供のためになるのか

日本においても数年前に家入一真氏がいち早く立ち上げたスタディギフトが教育分野におけるクラウドファンディングサイトととして運営されていたが、現在では閉鎖されてしまっている。
アメリカにおいては教育分野へのクラウドファンディングの活用され始めており、最近の例では投資家と子供をつなげ、投資家がその子の教育資金を払うかわりに、その子の将来の収入の一部から資金を返済してもらうといったものもある。(これは日本においても似たような仕組みによって問題となっている気がするが。)


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他サイトとは一線を画す「Wishbone」

教育系のクラウドファンディングが続々と立ち上がる中で、Wishboneは単なるクラウドファンディングサイトを超えつつある。Wishboneの参加希望者は作文の提出や先生や監督などといった大人からの推薦が必要であるなど、参加するまでに長いプロセスを経てようやく参加資格が得られる。
「Wishbone」における刺激的な環境、非日常的な経験、日々の学校の教室では味わえない活動はサマープログラムから帰ってきた子供たちが「人生を変えるような体験」と呼ぶほどにその効果が伺える。
Wishboneは幅広い分野のサマープログラム運営者と提携を進めており、一方で企業からのスポンサー出資なども募集している。


参照元 wired.com

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Posted in Crowd Funding