出資するだけじゃないの?投資型クラウドファンディングの活用法①

投資型クラウドファンディングでは出資の代わりに株式をもらいますが、
その後もらった株式はどのようにしていますか?

 上場企業の株(東証一部などに上場しているもの)であればネットから証券口座を開き、簡単に売買できますが、投資型クラウドファンディングで取得する株式は未公開株(証券取引所に上場していない株式)がほとんどです。

ではクラウドファンディングの募集が終わってしまったプロジェクトの会社に出資したい、
別に出資したい会社をみつけたから、いま持っている未公開株を売りたい
こうした時にどうすればいいのでしょうか?

投資型クラウドファンディングで資金調達を行うベンチャー企業の多くは創業したてであったり、これから成長サイクルに入るといった上場企業に比べればとても小さな会社ばかりです。
こうした企業は上場していないので、出資者が投資型クラウドファンディングで取得した株式は一般的には簡単に売ることができません。

そこでご紹介するのが「株主コミュニティ制度」です。

実は前から存在していた未公開株の取引市場

上場していない企業の株式は一般的に「未公開株」といわれ、一般の方は一時期話題になった未公開株の勧誘詐欺などを連想されるかもしれません。
実は「株主コミュニティ制度」以前から「グリーンシート銘柄制度」という名称で証券会社において審査された未公開株を売買することが可能でしたが、証券会社においては手数料が少なく、上場企業に近い提出書類の多さなどがハードルとなり、あまり活用されませんでした。

 

「株主コミュニティ制度」とは

株主コミュニティ制度とは証券会社によって運営される、投資型クラウドファンディングなどで取得した株式を売買できる場所であり、未公開株の流通市場のようなものです。

ですので株主コミュニティ制度では主に投資型クラウドファンディングで取得された株式などが取り扱い対象となります。


株式コミュニティ制度の仕組み1
(引用:日本証券業協会)


株主コミュニティ制度においては、登録された未公開株が株式コミュニティの会員だけに勧誘されます。会員への勧誘方法に関しては電話、ネット、対面を問わず可能ですが、会員以外への勧誘は禁止されています。


株式コミュニティ制度の仕組み2
(引用:日本証券業協会)

また、証券会社は「株主コミュニティ制度」への参加を勧誘することも禁止されています。
こうすることによって、詐欺的行為の防止とともに、投資家保護の観点からも無秩序に会員以外への勧誘を行うができなくなっています。

投資型クラウドファンディングの解禁に伴い、様々な制度ができていますが、「株主コミュニティ制度」その中の一つとして「グリーンシート銘柄」から刷新されました。
投資型クラウドファンディングをやってみようと考えているかたは、いざという時のために頭の片隅にとどめておいてもいいかもしれません。


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